パニック障害克服ABCでは 自分の力でパニック障害(パニック症)を克服・改善していく事 をモットーに、お薬による治療だけに頼らずに、克服へ向けた具体的な対策を ”経験と調査に基づいて” 公開していきます。

大きな項目としては、

  • パニック障害の原因などの知識・情報
  • パニック障害の治療の種類と実践方法
  • 様々な症状や環境(電車・車)に対する対処法
  • ご家族や周囲の人々(恋人・友人など)による対応方法
  • 自らの努力で行う克服法

となります。

パニック発作から始まる不安症状を一日でも早く改善するために、知識を高めて、対処・行動する手順をご紹介していきます。

パニック障害はパニック症に名称が変更になりました

2013年、米国精神医学会の診断基準であるDSM-5では、Panic disorderの翻訳が ”パニック障害” から ”パニック症” へ変更されましたが、当サイトでは広く認知されている “パニック障害” という名称を使用していきます。

 

パニック障害を克服していくためには?

パニック障害を克服≒寛解していくためには 医師による診断と治療はもちろん必要不可欠 です。

しかし、良い精神科医に出会えれば早期克服を期待することが出来ますが、ほとんどのケースでは “投薬による不安症状(パニック発作など)の抑制” に終わってしまい、治療が長期化してしまうのはもちろんのこと、根本的な改善に結びつかない場合が多くなっています。

パニック障害に疾患して、数年・十数年という年月が流れても、未だに克服することが出来ず、パニック障害の症状に苦しんでいる方が多いのは、こういった医療背景も部分的に影響しているのではないかと考えます。

つまり ――

“パニック障害を克服する為には自ら率先して行動を起こし、自分の力で改善していこうとする努力が必要”

であることは明らかです。

パニック発作などの辛い不安症状をなんとか乗り越えている中、厳しいことを言うようですが、あなたが自分自身を見つめ直し、変わろうとしなければ、パニック障害を早期克服していくこと難しいでしょう。

あなたのこれまでの生き方を振り返り、考え方・思考パターン・生活習慣 を見直し、自らを変えようとする努力をしてみてください。当サイトでは、そのお手伝いが出来れば嬉しく思います。

 

パニック障害とは?どんな病気?

パニック障害はパニック発作が特徴的な症状であり、これは突然起こる動悸・めまい・息苦しさ・発汗・震え・耳鳴りなどが挙げられます。

パニック障害という病名ができたのも1990年代にWHO(世界保健機関)にて世界的に認定されたのが始まりであり、パニック障害は不安障害の一種に分類されます。

【1】パニック障害は珍しい病気なの?

パニック障害の発病率は100人に3人前後(約3%程度)と言われており、決して珍しい病気ではありませんが、原因が未だはっきりと解明されていない事から完治の基準は定まっていません。

【2】パニック障害は治らないの?

現在では症状の改善に効果的な治療が確立されており、抗うつ薬の一種であるSSRIや抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)の服薬による薬物療法や認知行動療法をはじめとした精神療法がその代表です。これらの治療を行うことにより寛解(症状は出ないが再発の可能性がある状態)を目指す事が可能です。

【3】パニック障害になりやすい人は?

パニック障害になりやすい人は、真面目・几帳面・完璧主義と言われています。ただし明確な根拠がありませんので、例えば、一見、楽観的な人がパニック障害になってしまったケースも当然あります。見た目や性格というよりは、緊張状態を作り易い、ストレスを溜め易い人がパニック障害になる可能性が高いと言えます。

関連記事  パニック障害になりやすい性格やタイプ

 

①パニック障害の原因

パニック障害は心と体の病気ですから、決して “怠け” や “甘え” ではありません。ご家族や周りの方は、間違ってもこの様なことを本人に言ってはいけません。取返しのつかないことになる可能性があります。

パニック障害の原因は完全に解明されていませんが、脳の誤作動、すなわち脳内の機能障害であることは解明されつつあります。

パニック障害発症の引き金となる原因として、過度のストレス・睡眠不足・アルコール・タバコ・カフェインなどが考えられ、現代的特徴としてスマートフォンの使用なども原因のひとつとして考えられています。

 

②パニック障害の症状

パニック障害の症状として最も多いのが、めまい・息苦しさ(窒息感)・発汗・吐き気であり、これらの症状が突然起こることをパニック発作と呼びます。

パニック発作は不定期に繰り返され、やがて予期不安・広場恐怖を伴い行動範囲が狭まっていくという特徴があります。

もし、この他にもどの様な症状があるのか確認したい場合は、下記の記事がお役に立てるでしょう。

【1】どこか特定の場所や状況が怖いと感じますか?

パニック発作を繰り返し体験すると、発作が出た場所や状況(シチュエーション)が怖くなり避けようとしてしまいます。これを広場恐怖と言い、悪化すると自宅から一歩も外に出られないというケースにも繋がります。しかし、暴露療法などの適切な治療を行って行くことで克服することが可能です。

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【2】もしもパニック発作が出てしまったら?

パニック発作はとても苦しいので、『このまま死んでしまうのではないだろうか?』と大きな不安を持ってしまいますが、絶対に死ぬことはありませんし、気を失ってしまうこともありません。通常は10分、長くとも30分以内で治まりますので、適切な対処を行い、パニック発作が起きても大丈夫だと日頃から認識しましょう。

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【3】パニック障害での目眩(めまい)への対処法は?

パニック障害の症状の中で目眩(めまい)は特徴的な症状のひとつと言えます。しかし、目眩(めまい)だけでパニック障害と判断するのは間違いです。間違われやすい他の病気などもありますので、対処法と合わせてしっかり理解することが大切です。

関連記事 icon-arrow-circle-o-right パニック障害での目眩(めまい)

 

パニック障害かな…と思ったら

突然のふらつき・息苦しさ・めまい・ざわざわ感など、『パニック障害かも…』と思い当たる節があれば、下記リンクより自己診断してみてください。病院での受診が遅れると症状が悪化する恐れがあります。

もちろん、個人で病気を判断するのはとても危険ですので必ず医師による診断を受けましょう。

下記リンクではパニック障害の場合の病院の選び方をサポートします。

良い病院とめぐり合わない場合は…

パニック障害はまだ認知度の低い病気ですが、この病気に対して専門的に研究をされている医師もいらっしゃいます。

なかなか症状が良くならないケースも含めて、パニック障害の名医に相談されてはいかがでしょうか

 

 

パニック障害の治療

パニック障害の治療では、大きくわけて 薬物療法(お薬による治療)心理療法(精神療法)の2つが用いられます。薬物療法から始め、パニック発作がほぼ出ない状態まで治療できたら、心理療法を合わせて実施し、パニック障害の克服を目指すという流れがガイドラインで定められています。

まずはパニック障害の治療の流れをしっかりと理解していきましょう。どのような過程で治療していくのかがわかると、医師の治療方針への不安も少なくなりますし、希望をもって治療に専念することができます。

 

①暴露療法

暴露療法はPTSDの治療法に用いられてきましたが、不安障害や恐怖症などの効果も認められパニック障害の治療でも取り入れられるようになりました。

②森田療法

森田療法は、”心の考え方” を変える事によって、パニック障害を含めた神経症・不安障害の症状を改善していく治療法になります。

③認知行動療法

パニック障害の原因のひとつは認識の歪みや偏りであり、これらを改善するために認知行動(訓練)することによって発作の軽減を狙う治療法が認知行動療法となります。

④園芸療法

園芸療法とは、草木・花・野菜などを育てる事を通じて身体的・精神的・社会的に回復・改善を狙う治療法です。主に欧米で盛んに取り入れられています。

⑤食事療法

食生活の改善は、パニック障害等やうつ病等の精神病にも大きな効果があるとされており、特に血糖値のバランスは精神疾患の症状と大きな繋がりがあると言われています。

⑥運動療法

運動をすることで発作を起こしてしまうのではないかと不安を持つ方も居るかもしれませんが、実は運動は発作を軽減させる働きがあることが分かっています。