運動療法でパニック発作を軽減させよう!



運動療法でパニック障害を克服しましょう

運動療法

パニック障害の1つの治療法として運動療法があります。運動をすることで発作を起こしてしまうのではないかと不安を持つ方も居るかもしれませんが、実は運動は発作を軽減させる働きがあることが分かっています。

ここではどのような運動がパニック障害の改善に最適なのか?そして運動に対する考え方をどの様にしたら良いのか?解説していきます。

 

幸せホルモン「セロトニン」の作用

運動により脳内ホルモンが分泌され発作を軽減させることができます。

パニック障害の原因でも説明しているとおり、セロトニンという脳内ホルモンがパニック発作には大きく影響します。

このセロトニンという脳内ホルモンは「幸せホルモン」とも言われているくらい脳内でも不安や恐怖に関係するホルモンなのです。このセロトニンが不足することにより、不安感や恐怖心が高まり発作が起こりやすくなりますが、運動を行うことにより、このセロトニンを増やすことが可能なのです。ではどのような運動が最適なのかをご紹介いたします。

 

パニック障害の改善に最適な運動

1.ウォーキングをしてみましょう

運動療法としてのウォーキング

パニック障害に適している運動は「有酸素運動」です。但し、あくまでも簡単で身体への負荷が少ない有酸素運動となります。

1番オススメなのはウォーキングです。ジョギングもオススメなのですが、パニック障害が改善するからといって頑張りすぎてしまい、逆に運動すること自体が辛くなってしまうというのは逆効果です。辛いと感じることで運動が続けられなくなってしまい、続けられないことに落ち込んでしまうことも考えられます。気持ち良く、そして心地よくできる運動という意味でもウォーキングが最適でしょう。

また好きな音楽を聞き、眺めの良い場所をウォーキングすると、とても気持ちが良いものです。

2.20分間のウォーキングが効果的な運動療法

時間の目安としては脳内ホルモンに働きかける為にも、最低20分間は有酸素運動を続けることが必要になります。もし、最初から20分は辛いと感じてしまうことがあっても心配はいりません。徐々に20分間まで延ばせば良いので5分・10分程度から始め、最終的に20分間ウォーキングできるようにしていきましょう。肝心なのはウォーキングをする事であなたが心地良いと感じることであり、そうでなければこの運動療法の意味はありません。

注意点ですが、運動途中(ウォーキングなど)に動悸などの違和感を感じた場合はすぐに運動を中止しましょう。

また、ウォーキングする事が辛くなってしまい途中で止めてしまったとしても、自分を責めたり、「このままじゃいけない」・「運動できなかったら治らない」など不安や恐怖を強く感じる必要はまったくありません。すべてが最初から上手く行ことは稀ですので、ゆっくりと自分のペースで運動を進めていけば大丈夫です。

もし運動療法を行うきっかけとしてウォーキングを始めることに不安を感じるのであれば、外へ出て深呼吸するだけでも良いのです。外の空気を思いっきり吸い込んで深呼吸するだけでもリフレッシュすることができ、脳のリラックスへと導く事が可能です。

3.運動をしなくても外にでましょう

外に出て日の光を浴びる

また、脳内のセロトニンは日光を浴びることによって盛んに分泌されます。このことからも日光に当たることはパニック発作の予防とパニック障害そのものの改善につながります。

少しでも外に出て日光に当たっているうちに少し出かけてみようかなと思うきっかけになるかもしれません。

近所を散歩したり、日光を浴びながら少し伸びをしてみるのも良いでしょう。無理は必要ないのです。怖がる必要もありません。太陽の光や自然はいつでも私たちの心を癒やしてくれます。

 

 

日常生活に運動を加える

パニック障害に疾患していると、運動に対して恐怖心がある方も多いと思います。そんな方は、ウォーキングやジョギングといった特別な運動をする必要はありません。家の中での生活もちょっと意識してみれば立派な運動に変えることができます

1.家事も十分な運動療法になる

天気の良い日に窓を開けて掃除をしたり、洗濯物をするといった家事でも十分な運動となります。パニック障害になると、家事ひとつこなすことも辛くなってしまいますが、少し体を動かすことを意識してひとつでも良いですから、行動に移してみましょう。

小さな動きかもしれませんが、家事のひとつひとつも立派な運動療法へと変えていく事ができます。

2.何かひとつだけ行動してみましょう

一度パニック発作を起こしてしまうと、なにをするのも億劫になってしまい、恐怖心から行動が出来なくなってしまったりと、メリハリのない生活になりがちです。

自分では何とかしたいのに、気持ちが空回りしてしまい何をどうしたら良いのか分からなくなってしまいます。

しかし、あなたが行動を起こすのはほんの少しで良いのです。あまり堅く考えずに、以前の自分であれば簡単にしていた事でも、まずはひとつひとつ行動に移してみることが成功させるためのコツです。

 

運動療法を始めるにあたっての注意点

運動療法を行う上での注意点

運動療法を始めることに対して、「~しなければならない」という考え方は捨てて下さい。そのように思うことは、思えば思うほどあなた自身のストレスになってしまいます。

運動療法に限った話ではありませんが、パニック障害を改善させていくためには、どのような治療法・改善方法を行うにしても自分のペースで取り組むことが大切です。そして一歩ずつ進んで行けば良いのです。

十人十色と言われるように人はそれぞれ違います。パニック障害に於いても人それぞれで症状の大小があり、できる事とできない事にも差があるのが現実です。誰かと比べる必要もありませんし、何かできなかった事に対して落胆する必要も全くありません。

運動療法を含め、パニック障害の克服に向けて、自分のペースでの治療を心がけていきましょう。