パニック障害は病院で何科を受診するのが最適なのか?



どこからともなく襲ってくる不安感やめまい・動悸・息苦しさなど、パニック障害の症状は他の病気の症状と似ている部分がありますので、パニック障害と診断されるまでは病院で何科を受診すれば良いのかわからないというケースが多くあります。

ここでは疾患初期段階(パニック障害と診断される以前)でどの様な病院の何科を受診すべきか?という観点で解説していきます。

 

パニック障害では病院で何科を受診するのが最適なのか?

病院は何科を受診結論を先に言いますが、あなたがパニック障害であるとほぼ断定できる状況であるならば、精神科・心療内科を真っ先に受診すべきです。

お住まいの環境にもよりますが、可能であれば、町の小さな個人病院(例:内科や心療内科を一緒におこなっている病院)などではなく、精神疾患を専門に扱うメンタルクリニックや総合病院の精神科・心療内科を受診する事が最適です。

但し、パニック障害の治療は1、2度の通院で改善される程、甘い病気ではありません。数年単位での通院と治療が必要となってきますので、初期段階では総合病院の心療内科や精神科でも結構ですが、早い段階で身近なクリニックに変更する事をお勧めします。

(こちらについては別記事“パニック障害で良い治療を受ける為の病院・医師選びの5つのポイント”を参考にしてください)

 

パニック障害と断定できない場合は何科を受診すべきか?

前述で「あなたがパニック障害であるとほぼ断定できる状況であるならば…」と記載しました。これには深い意味があるのですが、現実的に考えて、めまい・動悸・息苦しさ・耳鳴りなどの症状が現れて、真っ先に「パニック障害かも…」と考える人は世の中にほとんど居ないでしょう。第一にパニック障害自体、それほど世間に名の知れた病気ではありません。

むしろ多くの人は、めまいや息苦しさといった症状から内科を選択して受診するケースが多くなっていますし、動悸などがあれば、大きな総合病院に行って循環器内科を受診するというのは当たり前に考えられる選択でしょう。

でも私は、むしろそういった内科系の受診を初期段階で選択するという事は間違っていると思いません。前述した通り、パニック障害の症状は他の病気の症状にも非常に似ている為、私自身としては、パニック障害を疑う以前に他の内科系疾患がないかどうか疑う事も非常に大切だと思っています。

パニック障害はとても辛い病気ではありますが、生死に関わる事はありません。しかし、例えば、動悸や息苦しさの原因が心臓の疾患からきていたとしたら、それは生死に関わる重大な事であり、一刻も早い治療を必要とするからです。

ですから、最初にめまい・動悸・息苦しさ・耳鳴りなどの症状が続くようでしたら、まずは総合病院に行って何科を受診すれば良いか窓口で相談しましょう。診察を受け、仮にそこで何の異常も無いとなれば、精神からくる疾患を疑う事ができ、何よりも身体に異常がなかった事は自分自身の中でひとつ安心できる材料になります。

同時に、パニック障害かもと疑うのであれば、当サイトのパニック障害の診断基準でチェックを行ってみてください。この項目にある程度該当するのであれば、総合病院の受診と合わせて、メンタルクリニックなどの精神科・心療内科を受診すれば良いのです。

 

何科を受診すればいいのか?と迷っている事は危険!

最後に重要な事を伝えます。

パニック障害と診断されない内は何科を受診すれば良いのか分からないと思います。もっとも、これまで元気でストレス知らずな方であれば、まさか自分が精神疾患などとは思う余地もなく、内科で一度診察を受けて異常が無いと、「疲れていただけ」とそのままにしてしまいます。

これは非常に危険な事で、もしパニック障害であったならば、放置していた期間によっては症状の悪化は免れません。極端な例ですが、会社や学校を数日間休めば良いだけだったものが、数ヶ月や1年休む事にもなりかねません。何らかの症状が身体に出ているのは、体だけではなく、心を含めて病気を負っている可能性があるのです。

今はインターネットから得られる情報が豊富ですので、「何科を受診すれば良いか?」などは直ぐに答えが出てくる時代です。身体に何か異常を感じたら、速やかに病院を受診すると共に、ご自身の症状を調べる癖をつけ、1日でも早く改善させる対応が出来る様、心がけてみてください。