パニック障害で良い治療を受ける為の病院・医師選びの5つのポイント

パニック障害で適切な治療を受けるための病院選び

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パニック障害を出来るだけ早く克服(=完治と同一の状態)させるためには、一刻も早い行動が必要になります。心身に無理をさせて我慢をしてしまえばしまう程に、パニック症状を悪化させてしまいます。

パニック障害を発症した際やパニック障害と疑われる場合にどのような病院で治療を受けるべきなのか解説していきます。

 

出来るだけ早く病院で受診しましょう

先ず、パニック障害は病気である事を理解し、再認識しましょう。現在でも精神病に関して偏見を持っている人は世の中に沢山いますが、これらの人々が言う「気の持ちよう」という考え方は、パニック障害のケースではまったく当てはまりません。(単なる怠けや甘えとは違うのです。)

パニック障害が病気である以上、病院で治療を受けなければ症状は悪化する一方です。しかし『精神病』という事で病院に行くことを嫌悪する方も多く居ますが、病気を放置して治ることはまずありません。一日も早くパニック障害を克服する為に、先ずは医療機関を受診しましょう。

 

適切な「科」で受診する

パニック障害は見えない心の病気ですので、風邪や身体の病気と違って、病院で受診する科に悩んでしまう方が非常に多いです。

また多くのケースでパニック障害の症状から内科を真っ先に受診してしまいがちで、思った診断結果が出ず、沢山の病院を試行錯誤しながら受診してしまう事も多いです。

このような行動は時間と費用が掛かる以上に症状の改善を遅らせる原因となりますので、受診する前に適切な科を知っておきましょう。

1.パニック障害では何科を受診すべきか?

パニック障害等の「心の病気」の場合は、『精神科』に受診をしましょう。

『精神科』は、精神疾患を専門に扱っており、うつ病や総合失調症等の他に、パニック障害も治療の専門分野に該当しています。豊富な知識と技術を持つ精神科医師達は沢山いますので、正しい治療を受ける事が比較的容易に出来ます。

しかし、『精神科』という名前に不快感を感じて受診を拒む方も多くいるのが現状です。このような方がよくしてしまう間違いは『心療内科』や『神経内科』を受診することですが、これらは『精神科』とは違い、専門分野としてパニック障害を扱っていません

2.神経内科と心療内科

『神経内科』は、精神疾患とは全く異なる病気を専門としております。主に脳の神経に関する外的な病気を扱っており、脳血管障害やパーキンソン病、ニューロパチー等を患っている方向けの科です。

一方、『心療内科』は『精神科』と同じように心の病を治療出来る場所ですが、精神科とは異なり、軽度の症状を完治させる為の科になります。パニック発作等の症状が重い方は対応しきれない場合が多いですので、このような理由からも『精神科』を受診する事が適切でしょう。

 

複数の科をもっている病院は受診しない

1.町の個人病院(町医者)の受診はできるだけ避けたい

総合病院や国立病院、大学医療機関などは別になりますが、特に町医者規模の病院ですと、内科と精神科・心療内科を合わせて受け付けているケースが多くあります。

そういった病院の多くの場合は内科中心の医療事業になっている事が多く、パニック障害の疑いとして受診しても適切な診断を行ってもらえず、「とりあえず薬の処方」で終わってしまう事が多くあります。

精神科や心療内科として、よほどの「名医」と口コミがある場合を除いて、町医者(町の個人病院)の受診はおすすめできません。

2.総合病院などの大きな医療機関はどうか?

また、総合病院などの大きな医療機関についてですが、こちらに関しては複数の科があるとしても、それぞれが独立して専門医師が担当していますので、受診自体には問題ありません。

しかし、1度の受診で半日かかる事も珍しくなく、特にパニック障害のケースでは人の多い大きな病院で長時間を過ごすことは非常に不安であり、恐怖心も伴いますから、そういった意味でお勧めはできません。

またパニック症状が軽度のケースは除き、パニック障害の治療は1ヶ月や2ヶ月などの短期間では終わりません。場合によっては1年間や数年に渡ることも多いですので、大きな医療機関より精神科・心療内科を専門で扱っている病院を選択すべきです。

 

パニック障害の治療では医師も選ぶ必要がある

上記まででパニック障害の治療を有効的にするための病院の選び方について解説してきましたが、正しい病院や受診する科を選択できても、良い医師に巡り合わないと、パニック障害の改善が遅れる原因ともなりえます。

ここでは、あなたがこの先長期に渡ってお世話になる医師の選び方(見極め方)について解説していきます。

 

1.信頼できる医師を選ぶ

医者選びのコツ適切な科で受診をする事が出来ても、適切な医師の下で治療を受けないと克服までの時間は非常に長くなるでしょう。

パニック障害等の精神疾患の治療は、長い時間を掛けて患者と医師が二人三脚で治していくのが基本となりますから、流れ作業のように接してくる医師である場合は適切な治療を受けることができません。最短でパニック障害を克服(=完治同等の状態)できるよう、自らの目で医師の見極めることも必要になってきます。

 

医師を見極めるポイント①

  • 初診で5分程度の問診(症状などの聞取り)のみで、安定剤などの薬を処方されて終わった。
  • 2回目以降の再診で、特にアドバイス等もなく、経過観察と診断して薬を処方された。

上記のパターンに当てはまる場合は、まずこの先、同じ医師で診察を受け続けても薬を処方され続けて終わるでしょう。

根本的なパニック障害の改善につながることはなく、薬である程度のパニック症状は抑えられますが、完治まではいきません。そもそも、パニック障害は投薬治療のみで克服に至るケースはまずありません。

医師を見極めるポイント②

「パニック障害は治りますか?」と質問をしてみましょう。

「一生付き合っていく病です」や「薬を飲み続けてください」等と答えてくるような医師の場合は、パニック障害という病気そのものに理解が乏しい可能性があります。決して言葉を鵜呑みにせずに、そのような事を言ってくる医師の場合は治療を受けるのを止めて、他の医療機関を探す、若しくは担当医を変更するなどの対応が必要になります。

※但し、真面目な医師の場合ですと、「パニック障害は治らないが、完治同等の状態まで回復させることは可能」という回答をするケースもあります。これは、現状、パニック障害の原因は解明されていなく、完治の定義が明確になっていないからです。

パニック障害は必ず克服(=完治同等の状態)する事が出来る病気です。それを十分に理解している専門医の場合は、「治りますか?」という質問に対しては、「必ず治ります」と答えてきます。「治ります」と伝えてくる医師の下で治療を受けましょう。信頼できる医師によって治療を受ける事が出来た時には、それだけでもパニック障害の症状の原因の一つであるストレスを軽減する事が出来ると言えます。

 

2.診察時間から適切な病院か判断する

診察時間パニック障害の症状にもよりますが、基本的に初診では15分~30分程度の診察時間を取ってもらえるパターンが多いですが、普段の経過観察の場合は、現状の医療事情を考慮しても、診察に対する時間のかけ方として5分~10分程度は妥当な時間ですし、医師としても患者1人に対して沢山の時間をかける事は経営的に無理となっています。

適切な病院だと判断できる基準としては、少なくとも初診の段階である程度の時間(30分程度~)を割いて診察をしてもらえたか?という事につきます。なぜならば、患者の現状(体調など)や症状が出た経緯などを事細かに聞く必要があり、場合によっては様々な検査が必要になってくるからです。

初診時の診察項目(検査項目)

初診時は上記でも解説した通り、しっかりとした医療機関であればある程度の診察時間を取り、パニック障害の判断を得る為に聞取りを行ったり、必要に応じて検査を行います。検査する項目は下記が中心となります。

  • 血液検査
  • 筆記検査(現状の症状を確認するためのテストなど)

医師がパニック障害と判断するための基準には様々な項目があり、特にうつ病との併発も考えられるため、基本的に問診だけでは的確な判断を出しにくくなります。上記検査を優良な医療機関(病院)であれば必ず行うというわけではありませんが、しっかりとした検査・問診を行ってくれることは良い病院であるかのひとつの判断基準となるでしょう