パニック障害が完治する病気と言えないその理由



パニック障害は完治しない病気である理由は?

パニック障害は完治する病気なのだろうか?…これは、まさに医師から「あなたはパニック障害」だと告げられた瞬間に脳を過ったことではないでしょうか?そして、パニック障害を疾患して5年・10年となかなか克服できずに月日を過ごしてきた方も、今更ながらに「本当に完治するのだろうか?」と不安になることが多いのではないでしょうか?

最初にこの答えを申し上げておきますが、パニック障害は完治しません。それでは、パニック発作からはじまるこの辛い症状を一生背負っていかなければないないのか?…というと、それは違います。元の平穏な生活を取り戻すことは誰でも十分に可能ですし、そうして社会復帰を実現された方も数多くいらっしゃいます。

これからパニック障害が完治しない理由を解説していきますが、あらかじめお伝えしておきたいのは「パニック障害は完治しないが克服はできる」という事です。あなたは、今、パニック障害が完治しないという理由を知って一憂するのではなく、これからどうやってこの病気を改善していくのか?その方法を理解したり、克服へ向けた正しい努力の仕方を学んでいくべきです。

パニック障害はなぜ完治しないのか?

パニック障害は完治しない」 – これはとても表現が難しいところです。なぜならば、完治に等しい状態まで改善し克服する事が可能な病気だからです。

私が「完治しない」とお伝えしているのは、医学的な側面から言うと、そのように言い切る事ができないという事実があるからです。

パニック障害の原因を振り返った時、この病気の真の原因は未だ解明されていません。様々な仮説は立てられてはいるものの、根本的な原因が分からないため、何を以て「完治した」とする根拠が無い状況なわけです。

[ip5_box size=”box–medium” title=”医学では寛解(かんかい)と呼ぶ” title_size=”” width=””]

冒頭に申し上げたように、パニック障害は完治に等しい、もしくは完治と言えるような状態まで回復する事は十分可能です。現に私もパニック障害者でありましたし、現在はパニック発作も数年発症しておらず、疾患する以前の状態の生活を送る事が可能で、何の不自由なく社会生活を送っています。しかし、これを医学的には「完治」とする事が不可能です。

とても不思議な話ではありますが、このような「病気の症状が全くでない状態」はパニック障害を含む精神疾患上では「寛解(かんかい)」と呼びます。聞きなれない用語ですが、簡単には「症状が出ない状態であるが、いつ再発するかわからない状態」を意味します。

以下の通り、寛解の定義を参考で掲載します。

[ip5_coloredbox color=”colored-box–blue” width=””]寛解(remission)とは、一般に、病気の症状が一時的あるいは継続的に軽減、または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態をいう。ほぼ 「治癒」に近い状態であるが、精神神経疾患の中には慢性疾患の要素を持つものもあり、症状消失後も一定期間の予防的な内服や経過観察を行うことがあるため、治癒とは言わず「寛解」と呼ぶことが多い。[/ip5_coloredbox] [/ip5_box] [ip5_box size=”box–medium” title=”寛解の表現(意味)” title_size=”” width=””] パニック障害における寛解の表現(意味)がとても分かりづらいと思います。特に、症状も何もかもが出ない状態なのに、なぜ完治したと言えないのか?と言う事には疑問をもつ方が多いです。とあるウェブサイトに寛解をモノに例えて、わかりやすく解説している内容がありましたのでご紹介です。

[ip5_coloredbox color=”colored-box–blue” width=””]寛解とは?ここでは茶碗を事例にとって説明します。まず茶碗が半分にキレイに割れてしまった事を想像してください。これを接着剤でつければ、一見、元通りとなり、これまでと変わらなくご飯をよそって食べることができます。しかし、ヒビが入った事実は隠せません。接着剤でしっかりとくっついている様に見えますが、いつそのヒビの部分から茶碗が割れてしまうか分かりません。ひょっとしたら、洗っている最中に半分に割れてしまうかもしれません。このように、もとに戻った様に見え、今までと変わりなく使う事ができるけれども、いつ壊れてしまうかわからない状態…これが寛解です。[/ip5_coloredbox]

とても面白い例えだと思います。パニック障害では全く症状の出ない状態まで戻せますが、この茶碗の事例のようにいつ壊れて、また発作がでるか分からないのです。もっとも、根本的な原因が解明され、それに対する投薬や治療法の開発が進まない限り、パニック障害には寛解という言葉が使われることでしょう。[/ip5_box] [ip5_heading type=”h2″ style=”subheader–large” title=”完治しない事実を受け入れることが大切” ]

パニック障害を疾患した方に多いのが「この病気は本当に治るのだろうか?」と不安を抱いてしまい、毎日の様に「治るのか?治らないのか?」と考える事を繰り返して症状を悪化させてしまうケースです。

「治る」という事は確かに一つの目的かもしれませんが、あなたが一番改善したいことはパニック発作から始まる症状であり、以前の不自由のない生活に戻ることだと思います。そして、事実としてパニック障害は克服できますので心配はいりません

これまで解説してきた「パニック障害が完治するのかどうか?」というのはひとつの知識であって、克服するためのステップだと考えてください。

当サイトでは、パニック障害を克服するために必要なのは”パニック障害を理解する事”だと繰り返しお伝えしています

「完治しない事実」…受け入れたくない情報もしっかりと知った上でパニック障害へ向き合っていく事が非常に大切です。そうする事であなたがパニック障害を克服していく上で「これから「何をしなければならないのか?」 「何をすべきなのか?」が分かってくるのです。

[ip5_ornament design=”bg-deco-chalkboard” width=””]パニック障害で悩んでいて一刻も早く克服したいのであれば、ぜひ当サイトのひとつひとつのページを読んで頂き、しっかりとした知識を身に付け、そしてパニック障害を改善するためのチャレンジをして行ってもらいたいと願います。[/ip5_ornament]